ブログのご紹介 [卒業生より]
ヴァンダービルト大学ロースクールの卒業生で、現在アイオワ大学ロースクールの法学博士課程(S.J.D.)に在籍されている方が、下記のブログを開設されています。アイオワ大学のことだけでなく、留学生活一般に関する有益な情報も載っていますので、是非足を運んでみてください(本ブログのリンク集にもリンクを貼っています。)。
SJD in Iowa
http://uiowasjd.blog.so-net.ne.jp/
卒業生の方の執筆情報(アメリカ証券取引法入門) [卒業生より]
さて、まず今日は、日本で活躍される我らがVULawの先輩からの執筆情報です。2007年にJ.D.をご卒業された山本雅道さんが、このたび「アメリカ証券取引法入門」という本を執筆されたとのことで、ご連絡をいただきましたのでご紹介します。
アメリカ証券取引法入門-基礎から学べるアメリカのビジネス法- Introduction to U.S. Securities Regulation
- 作者: 山本 雅道
- 出版社/メーカー: レクシスネクシス・ジャパン
- 発売日: 2015/09/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
同窓会レポート2009 [卒業生より]
VanderbiltがLL.M.の留学生を受け入れ始めたのは2002年卒業生からと歴史が浅く、LL.M.自体も小規模を保っているため、日本人会の規模もまだそれほど大きくありません。しかし、それだけ結束力も強く、卒業生のみなさんも、弁護士事務所・企業・学界・官庁・政界といったバラエティに富んだ分野で活躍されています。今年度の合格者の方々も、弁護士事務所・企業・官庁などの御出身です。
会の場では、一人一人自己紹介とバンダービルト・ナッシュビルについての「一言」をお願いしたのですが、皆さん思い入れが強く、とても一言では収まりきれませんでした。今回初めて明かされた、2002年卒業のMさん(当日御欠席)の数々の伝説も、後世に長く語り継がれることでしょう。
個人的には、合格者Kさんの「ブログでも卒業生のお話を伺っても、みな良いことばかりなのでちょっと疑わしかったですが、きょう参加させていただいて、これなら気持ちよくだまされてみよう!という気になりました」というコメントが印象的でした。Kさん、大丈夫です、バンダービルトもナッシュビルも本当にいいところですよ!なお、あくまで客観的にということで、バンダービルト・ナッシュビルの弱点(?)について述べたこんな記事もありますので、御参照下さい。
http://vanderbilt-law-japan.blog.so-net.ne.jp/2007-02-14-1
また、参加者の全員一致で、2002年卒業のHさんが同窓会長(名誉職)として選任されました。今後はHさんのもと、一層結束力を強めていければと思っています。それでは次回は、同窓ゴルフコンペ(企画中)でお会いしましょう!
2004-2005年度LL.M.在籍 Sさん [卒業生より]
ナッシュビルはカントリーミュージックの聖地であるらしく、ダウンタウンには気楽に入ることのできるカントリーバーが軒を連ねており、陽気で素朴な街である。天候については、夏の夕方にバケツをひっくり返したような土砂降りがあること以外はおおむね良く、過ごしやすい。また、自動車で大学から20分も走れば森林の広がる自然の豊かな場所でもある。なお、ナッシュビルの隣町メンフィスは、ロックンロールのキングことエルビス・プレスリーの邸宅があり、アメリカを訪れる場合には見逃せないポイントである。
バンダービルト大学はキャンパスがとても美しく、学生たちはいかにも良家の子女といった風であった。ロースクールは、私が在学した2005年当時、JD一学年約200名、LL.M.13名と比較的小規模であり、事務局のスタッフはいつも気軽に学生に声をかけてくれるようなアットホームな雰囲気であった。特にLL.M.担当のシンシアはとても親切で、生活の立ち上げ時には有益なアドバイスをくれたり手を貸してくれたりしたし、学外でのトラブルに際しても親身に相談に乗ってくれた。慣れない外国生活においては、このような方の存在は極めてありがたかった。
バンダービルトロースクールのLL.M.プログラムでは、LL.M.の学生全員が必修のアメリカ法の基礎及び論文の書き方を学ぶゼミのほか、ロースクールが提供する講義の中から選択してJDプログラムの学生とともに受講する。また、LL.M.取得要件としてダブルスペースで40ページから70ページ程度の論文作成が求められていたが、これはとても苦労した分、よい思い出となっている(なお、次の年から論文作成は任意に選択できるようになったようである。)。
秋学期に受講した刑事手続法の講義は慣れない英語での講義になかなかついてゆくことでできず、教授へ相談したところ、教授から「理解できたことをノートにまとめて毎週自分のオフィスへ来て復習してはどうか。」との大変ありがたい申し出があり、そのようにすることとした。理解したことをノートにまとめ、毎週のOffice Visitの際にその内容について議論する作業は大変であったが、そのおかげで授業内容の理解が深まったことはもちろんのこと、授業の内容を越えて日米捜査機関の権限比較やその歴史的沿革などに議論が及ぶこともしばしばであり、とても有意義な時間であった。秋学期は膨大な量の予習に圧倒されてばかりであったが、クリスマスを過ぎた頃から自分のリスニング能力が向上してきたことを実感できるようになり講義にもしっかりとついてゆけるようになるに伴って、ロースクールでの勉強もとても楽しく感じられるようになった。
前述のとおり、バンダービルトロースクールでは私の在学時はLL.M.取得要件として論文作成が求められており、この論文指導のため、LL.M.学生のひとりひとりに指導教授が割り当てられていた。そのため、ロースクール入学直後から、この指導教授のオフィスへ気楽に立ち寄って、論文の件のみならず、いろいろな話をすることができた。このように、教授との距離がとても近いことが、バンダービルトロースクールの長所である。私はドナルド・ホール教授が指導教授であったが、教え方、人間性、学生に対する愛情ともに抜群の最高の先生であった。私はバンダービルトでこの先生のもとで勉強することができただけでも、本当にバンダービルトに来たかいがあったとつくづく感じたものだった。ロースクールでは、学期末に学生の投票をもとにして、教え方の優れた先生に賞を贈る制度があったが、ホール先生は何年も連続でこの賞を授与されており、とうとう私が卒業する直前には、その賞そのものの名前にホール先生の名前が冠されるとともに、先生の肖像画がロースクールに飾られることとなった。そのような素晴らしい教授に懇切に指導していただけたことをとても感謝している。教授はあと数年で定年退職するとおっしゃっていたのであるが、まだまだ学生のためにがんばっていただきたいものである。
バンダービルトのLL.M.は13名と小規模であったので、自然に留学生仲間の結束は強くなり、週末は毎週のようにバーベキューやホームパーティーなどで楽しんだ。世界各国から来た留学生仲間との語らいの中で感じた人生観や価値観の違いやそれぞれの国での生活振りの違いは新鮮な発見であったし、なかには人種や言葉、年齢の壁を越えて親友と思えるような人とも出会うことができ、彼らと過ごした楽しいひとときは留学生活をより豊かなものとしてくれた。
2005-2006年度LL.M.在籍 Oさん [卒業生より]
LLMの学生は、8月後半から始まる本格的な授業の準備のため、約1か月の間、Lawに関係する「英語」の講義を受講します。講師はVanderbilt Universityの英語学校であるEnglish Language CenterのC先生で、とても親身な方でした。この法律英語の授業はとても役に立ちました。法律用語等の知識だけでなく、この授業を通じて本格的な授業を受けるにあたっての心構えができたと思います。C先生も不安が多い学生を気遣って、よく励ましてくれました。C先生の授業は、一言で言えば、プロフェッショナルです。授業の構成、話し方、教材等、とても満足できるものでした。ロースクールの計らいで、9月以降も週1回、C先生から論文作成の助言を受けることができました。
このような融通の利く対応は、比較的小規模なロースクールであるVULSであるからこそできるのでしょう。また、このLLMの学生だけを対象とした授業を通じて、LLMの学生同士(6か国から計10人)が仲良くなれたことも利点の一つです。法律英語の授業を担当する先生は、年度によって異なるようですが、現在のLLM学生の話によれば、とても中身の濃い授業が続けられているとのことです。
8月の下旬以降、本格的な授業が始まりました。私は、仕事の関係で主に国際法を受講することにしました。LLM学生に必須以外の講義の選択に際しては、私のアドバイザーであったHelfer教授(国際法)の指導を得るとともに、JDに在籍しているMさんやVULSの職員の助言を頼りにしました。Internationalと銘打つ講座の中からいくつかを選択し、あまり欲張らずに最低必要な単位数のみを受講しました。授業の予習に必要な時間(私の場合、1時間の授業に対し、平均3~4時間もかかりました。)や試験準備を考慮すると正しい判断だったと思います。当初、授業は勉強の方法、授業の内容等、分からないことばかりでした。前述のMさんやアメリカ人学生の助けを借りて、何とか最初の学期を乗り越えることができました。次の春学期は、秋学期の反省をもとに授業を受けることができたので、同じクラスのアメリカ人学生の助けを得ながらも、比較的スムーズに授業を受けられるようになりました。
VULSのスタッフ及び学生は、外国人学生に対してとても親切であると言えます。VULSの授業の質は、どの点をとっても日本の大学の授業とは比べものにならないくらい良いと思います。教授について言えば、授業に対して必ず綿密に準備しており、学生の質問等に対する応答もとても丁寧です。JDの学生と同様に、教授も選び抜かれた感があります。
LLMでの修士論文作成は留学の主な目標の一つでした。アドバイザーのHelfer教授は、私の論文作成に対して、年間を通じて熱心に取り組んでいただきました。教授から「1級の論文ができあがるようにしたい。」と言われた時には、教授の高い要求に答えられるか心配しました。論文の主題選びから始まり、参考文献の選択、Outlineの作成、原稿の修正等、何回も教授の指導を得ることができました。また、原稿を書く際には、ELCのC先生に10回以上も原稿の添削をしてもらいました。C先生は、「教授に原稿を読んでもらうときには、ひとつの英語の間違いもあってはならない。」と言い、Helfer教授に見せる前には必ずC先生の指導を受けました。このLLMの論文作成は、時間も手間もかかり、本当に苦労しましたが、英語論文の書き方を知ることができたとともに、主題に関する知識や考え方を学ぶことができたので、本当に良い経験となりました。
また、5月の卒業式は、とても華やか且つ盛大なもので、大学全体で卒業式が執り行われました。ブッシュ大統領夫人がゲストスピーカーとして招待され、スピーチを聞く機会を得ました。卒業証書授与式は、スクール毎に執り行われます。LLM学生は、JDの卒業生と同様に、LLM学生用の黒色のガウンと帽子を身につけて大勢の出席者の前で登壇し、VULSのDeanから卒業証書が授与されました。このような卒業式を体験したことも、米国の大学に留学した際の貴重な経験の一つであったと思います。
最後に、VULSは学生の教育に対して本当に熱心です。そして、LLMは、留学生に対する支援(特に、LLM担当スタッフのシンシアさんは、きめ細かな対応をしてくれました。)等も含めて、極めて充実したカリキュラムであると確信します。
2007卒業生アンケートその1 Mayさん [卒業生より]
1 留学前/後の業種・仕事内容
・留学前)商社法務部
・留学後)法律事務所(商社で企業内弁護士として働く前に勤務していた職場に復帰することになりました。いわゆる渉外事務所ではなく、国内企業法務を中心とした中規模事務所です。)
2 履修した授業
・会社法、法と経済学、証券取引法、コーポレートガバナンス、国際環境法、国際公法、刑事訴訟法(捜査)、Law & Businessセミナー、LL.M.リーガルライティング、LLM論文
3 とくに印象に残っている授業とその理由
・LLM論文・証券取引法・Law & Businessセミナー
LLMプログラムのdirectorでもあるThomas教授のもとで論文を書き、同教授の担当する授業およびセミナーを受講しました。証券取引法の授業は、数あるロースクールの授業のなかでも最も難解なもののひとつと言われていますが、学生が自由に質問できる時間を毎週ランチタイムに設けてくれるなど、丁寧かつ分かりやすいThomas教授の指導のおかげで、何とかついていくことができました。英語で法律論文を書くのもはじめてのことでしたが、非常に良い経験になりました。
4 留学で最も楽しかったこと
・よき指導教授のもと、目標に向かって日々学ぶことができ、勉強自体がとても楽しく感じられました。
5 留学で最も苦労したこと・大変だったこと
・言いたいことがうまく表現できない、ジョークが分からないなど、英語力のなさゆえにもどかしい思いをしたことが多々ありました。
6 バンダービルトを選んでよかったと思うこと
・バンダービルドのよいところは、留学生1人1人のニーズに応じたサポートを提供してくれる点だと思います。私の場合、英語できちんとした学術論文を書ける自信がなかったため、その旨相談したところ、文法のチェックを大学附属のELCの先生がやってくださることになり(費用は学校負担)、大変助かりました。また、妊娠生活と学業との両立が可能か不安に思っていましたが、試験の日程変更等かなり柔軟に対応してもらうことができ、無事に卒業することができました。もし他校を選んでいたら、充実した留学生活どころか卒業もできなかったかもしれないと思っています。
7 受験生にひとこと
・LLMプログラムはわずか9ヶ月、あっという間に終ってしまいます。短い留学生活を充実させるために必要なのは、明確な目標設定とそれに向けた日々の努力だと思います。皆様の留学生活が充実したものとなることを祈っています。
2007卒業生アンケートその2 Hideさん [卒業生より]
1.留学前/後の業種・仕事内容
・留学前)金融機関・法務部(企業法務全般)
・留学後)金融機関・M&Aアドバイザー
2.履修した授業
・契約法、不法行為法、会社法、証券取引法、コーポレートガバナンス、アカウンティング初級、LL.M.リーガルライティング、動物と法
3.上記の中で、とくに印象に残っている授業とその理由
・契約法
最後の授業での教授の言葉は感動しました。以下、要約。
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これで1年生の秋学期の授業がすべて終了した。みんな本当によくやったと思う。今後の人生の中で、この半年ほど厳しいことはないだろう。授業はこれで終わりだが、契約法の勉強に終わりはない。今後プラクティスを行うなかで、より磨きをかけていって欲しい。今後ロイヤーとしてのキャリアを積み上げていく中で、本当に辞めたいと思うときが来るだろう。その時は辞めればいい。君たちなら他にどんなことでもできるはずだ。だって、こんなに辛い半年をサバイブしてきたのだから。
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このコメントは、私に限らず多くの生徒の心の琴線に触れたようで、JDの学生の中には泣き出す生徒もいました。私もこの科目では本当に苦労しただけに、感無量でした。
4.留学で最も楽しかったこと
・異文化交流
幸いなことに、(ロースクールと無関係の)地元のアメリカ人の友達がたくさんできました。彼らは極東から来た私にアメリカ文化を経験させようと、色々なイベントに誘ってくれました。なかでも地元の音響会社に勤務するJくんは教会主催のボランティアの一環で知り合いましたが、趣味が同じということもあり、意気投合しました。ロースクールの学生は、世間一般からかけ離れた人たちの集まりだと思います。これらの友達のおかげで一般的なアメリカ人が普段どんなことを考えて、どんな生活をしているのか、といったことがわかりました。
5.留学で最も苦労したこと・大変だったこと
・授業中の発言
Mさんの記事にもありましたが、契約法、不法行為法など1Lのクラスではソクラテスメソッドで授業を進めていくため、留学生(JDに限らずLL.M.も)でも発言が求められます。頭の中で理解していても、指されたときにとっさに答えられないことに、常にもどかしさを感じていました。
6.バンダービルトを選んでよかったと思うこと
・たくさんありますが、一番感じているのは、都会のギスギスした感じがなく、サウザンホスピタリティにあふれているという点でしょうか。日本人を含む他の留学生、学校のスタッフ、街の人、みながとても親切だと感じました。「困ったときには何でも言っておいで。みんなで何とかしようよ。」という言葉をよく耳にしました。ナッシュビルではこの言葉は社交辞令ではありません。私が実際に困って人に相談したときに、自分は知らない、関係ないといわれたことは一度もありません。
7.受験生にひとこと
・誤解を恐れずに言うなら、書を捨てて街へ出よ、ということかと思います。1年という留学期間はあっという間に過ぎ去ってしまいます。もちろん勉強は大事ですが、仕事から離れ、アメリカ文化を肌で感じることはこの時期しかできないのではないでしょうか。頑張ってください。
2007卒業生アンケートその3 Mさん [卒業生より]
1.留学前/後の業種・仕事内容
• 留学前: 日本の民間企業で5年強勤務、国際法務担当含む
• 留学後: NYの弁護士事務所に就職
2.履修した授業
• 1L秋: Contracts, Torts, Legal Process, Writing I
• 1L春: Constitution I, Criminal Law, Civil Procedure, Property, Writing II
• 2L秋: Int’l Civil Litigation, Constitution II, Corporation
• 2L春: Intro to Finance, Securities Regulation, Intro to Law and Economics, Conflict of laws, Int’l Business Transaction (Short Course), Int’l Trade Law (Short Course), Corporate Governance
• 3L秋: Secured Transaction, Evidence, Int’l Business Transaction, Insurance, Professional Responsibility
• 3L春: Financial Accounting, Energy and Economics Seminar, Realities of Commercial Lending (Short Course), Negotiation (Short Course), Int’l Contracts Drafting and Negotiation (Short Course)
3.とくに印象に残っている授業とその理由
• Civil Procedure: 当時の校長でもあるSyverud(シブルド)教授による授業がすばらしかった。教え方のうまさだけでなく、なぜ出席を取るかについて、「自分は社会に対して、君たちを一人前の弁護士として育てる義務があり、そのために必要なことはすべて授業で教える。君たちが授業を休んだために、将来法廷でミスを犯すということは許されない」というせりふが印象深かった。
• Corporate Governance: 現役のデラウェア州(会社法で最も有名な州)の裁判官であるHolland(ホランド)判事が担当した短期集中授業。テキストに載っている有名な判例の多くが判事自身によるもので、事件の背景・理由付けなどを詳細に解説してくださったのが興味深かった。
• Realities of Commercial Lending: 米国トップ10に入る事務所の現役パートナーと当校教授の共同担当による短期集中授業。パートナーが実際に使った融資契約書などを題材に解説し、教授が補足する形式。「君たちがアソシエイトとして働き始めたとき、まず大切なことは、何でも質問することだ」と仰って、学生のどんな些細な質問でも受け付けてくださった。
4.留学で最も楽しかったこと
• ジャーナルのメンバーになり、そして3Lでは役員としてジャーナルの編集を行うことが出来たこと。
• ゴルフのマスターズを見に行ったこと(詳しくはhttp://blog.so-net.ne.jp/vanderbilt-law-japan/2007-04-11をご参照ください)。
5.留学で最も苦労したこと・大変だったこと
• 1Lのあいだ、授業についていくことと、劣等感・疎外感と戦ったこと(詳しくはJ.D.攻略法http://blog.so-net.ne.jp/vanderbilt-law-japan/archive/c35376071をご参照ください)。
6.バンダービルトを選んでよかったと思うこと
• 学生が比較的おだやかで協力的なこと。
• 気候・自然環境の良さ。
• 専門性の高い短期集中授業が豊富に用意されていたこと。
• ジャーナルのメンバーになり、米国で就職するという夢をかなえさせてくれたこと。
7.受験生にひとこと
• ただでさえ大変な留学ですから、学校選択は非常に重要です。学校名や日本での知名度にこだわらず、卒業生や在校生に良く話を聞いて、ご自分のニーズにあった学校選びをすることをお勧めします。
同窓会レポート [卒業生より]
2007年J.D.卒業生のMです。今回は、1月19日(金)、都内某所にて行われたVanderbilt Law School 日本人会(LL.M.プラスJ.D.)の同窓会の模様をレポートしたいと思います。私は現在米国で働いているのですが、急な東京出張が決まり、飛び入りで参加させていただきました。当日は、第一期生のSさんをはじめとして、ほとんどの期の皆さんと、そして来年度合格者の方数名が参加され、にぎやかな会合となりました。(連絡の行き違いで合格者の皆様全員にお知らせが行き届かなかった可能性があります。お詫び申し上げます。)
VanderbiltがLL.M.の留学生を受け入れ始めたのは2002年卒業生からと歴史が浅く、LL.M.自体も小規模を保っているため、日本人会の規模もまだそれほど大きくありません。しかし、卒業生のみなさんは、国内外の弁護士事務所・企業・学界・政界といったバラエティに富んだ分野で活躍されています。卒業時期が違うため、この同窓会でお互い初めてという方々もいらっしゃいましたが、懐かしい留学時代の苦労話などですぐに打ち解けられていたようです。皆さんVanderbiltが大好きで、とても充実した留学生活を送られており、Vanderbiltの素晴らしさを再認識した一夜でした。
同窓会の様子