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週替わり日記2013春学期 Aの場合 [週替わり日記(2012-2013)]

卒業後、今はアメリカ国内の別の街に住んでいますが、ナッシュビルの人は親切な人が多く、また気候も穏やかでとても過ごしやすかったと実感しています。それぞれの街にそれぞれの良さがあると思いますが、ナッシュビルを選んで本当に良かったと改めて感じています。

 

1.春学期のスケジュール

 

AM

PM

Mon

Mergers and Acquisitions

LL.M. English

Introduction to Legal Research Writing and Analysis in U.S.II

Tue

Mergers and Acquisitions

Introduction to Legal Research Writing and Analysis in U.S.II

Wed

Mergers and Acquisitions

LL.M. English

Thu

Arbitration Law

Professional Responsibility

Fri

Arbitration Law

Professional Responsibility

Sat

余暇 or 予習

余暇 or 予習

Sun

余暇 or 予習

余暇 or 予習

その他 Mergers and Acquisitions Deal Dynamics Short Courseというショートコースを受講しました。

 

2.春学期に履修した科目の概要

(1)Mergers and Acquisitions

 文字通りM&Aに関するクラスです。MAについては秋学期に履修したCorporationsで扱ったケースと重複するものもあります。LL.Mで履修できる科目は極めて限られていますので、扱うケースが相当程度重複するのであれば他の科目を履修するという考え方もあると思います。しかし同じケースでも異なる視点から分析がなされ、また何より私の頭では1回や2回読んだ程度で深く理解することは無理ですので、改めて学ぶことで理解が深まったという点で履修して良かったと思います。

 

(2)Introduction to Legal Research Writing and Analysis in U.S.II

 LL.M.生向けのドラフティングのクラスです。英文でのドラフティングの基礎を学ぶことができ、卒業後の業務でも直接的に生かすことのできる有意義なクラスだったと思います。

 

(3)Arbitration Law

 前半はArbitration Clauseの有効性やArbitrationに関連する連邦法と州法の関係性など、ContractsLife of the Lawで学んだことの応用編のような感じでした。後半では、Arbitrationの具体的な手続について学びました。少人数で発言を多く求められたことも自分にとってプラスになったと思います。

 

(4)Professional Responsibility

 NY州のBar Examの受験資格を得るために必要な科目です。

 

(5)Mergers and Acquisitions Deal Dynamics Short Course

 仮想のシナリオをもとに主に会社の売り手の立場からどういう視点で検討、判断しなければならないかについてディスカッションを通じて検討していきます。少人数のディスカッション中心の授業が行われ、またリーディングアサインメントの量も非常に多かったために授業についていくのは大変でしたが、このクラスはMBAの生徒も履修可能で、法的な観点以外の観点からの発言も多く、とても新鮮でした。

 

(6)LL.M. English

 LL.M.向けの英語の授業です。秋学期はライティング中心でしたが、春学期はスピーキングに重点が置かれていました。何度かプレゼンテーションを行い、撮影したものを後で先生と一緒に見ながらアドバイスを受けるということもありました。自分がプレゼンしているものを見るのは恥ずかしいですが、とても勉強になりました。

 

3.ナッシュビルの生活

 Vanderbiltでは留学生が楽しく生活できるように様々イベント等を用意してくれていますが、その中で留学生が現地の方と交流できるように企画されたものについてご紹介します。

(1)First Friend Program

文字通り、現地で初めての友人となってくれるボランティアの家族を留学生に紹介してくれるというものです。

私が紹介してもらったのは3才と生まれたばかりのお嬢さん二人がいるご家族でした。生まれたばかりの赤ちゃんがいるということで会うことのできる場所や時間は限られていましたが、サンクスギビングデーの食事にご招待していただいたり、教会で行われるクリスマスコンサートに誘っていただいたりしました。3歳のお嬢さんは見知らぬ外国人である私を見て最初は怖がって両親の後ろに隠れていましたが、何度か会っているうちに私のことを覚えてくれるようになり、最後には手をつないで一緒に歩いてくれるまでになりました。彼女が手を差し出してくれたときは本当にうれしかったのを覚えています。

 

(2)EAT

留学生数名がボランティアの家庭のお宅にお邪魔して、アメリカ南部の郷土料理を中心とした食事をご馳走していただくというものです。アメリカ南部の郷土料理を楽しむだけでなく、ロースクール以外の留学生とも交流することができ、とても楽しかったです。

 



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