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週替わり日記2009春学期 その6 I.A.の場合 [週替わり日記(2008-2009)] [週替わり日記(2008-2009)]

こんにちは。I.A.です。本LL.M.プログラムの修了まで、残すところあとわずか二か月と一週間ほどになりました。春休みが終わった後には、期末試験が近づくにつれ再び慌ただしくなりそうです。


1.春学期の週間スケジュール

AM PM
Mon
Corporations
Tue

Wed
Corporations
Thu
International Business Transaction Professional and Ethical Consideration of Corporate Practice
Fri
International Business Transaction


2.授業等の様子
今セメスターは、先セメスターと違って1年生用の授業は履修せずに、2、3年生用の科目のみを履修しています。クラスの雰囲気は、1年生の必修科目であるContractsやCivil procedureとは異なり、学生がリラックスした感じなのに驚きました。私は午前中に受ける授業がないので、なるべく朝は早く起きて図書館で自習を行うことにしました。無料で飲むことのできるコーヒーが無くなり始めるのが9時を過ぎてからなので、それまでには図書館での自習をスタートさせる習慣をつけました。

通常の授業に加えて、今セメスターはObtaining and enforcing relief in institutional reform litigationとAnti trustのショート・コースを履修しました。前者の授業は、ロースクールにおいて通常開講される授業とは趣が異なり、内容的にも面白く感じました。この授業においては、州の公共教育機関による人種隔離政策を構造的に是正するための連邦裁判所の機能・役割について学びました。テネシー州にて実際に起こった州立大学の人種隔離政策に対する訴訟をケース・スタディーの対象として、この事件で特別補助裁判官を務めた弁護士の方が授業を行いました。Institutional reform litigationの大きな特徴の一つが裁判所による組織構造改革の執行が長期化することであり、私たちが学んだこの事件も15年以上の歳月をかけて最近決着がついたものでした。また、授業の一環として、この訴訟に今まで関わってきた双方の当事者や裁判官などが一同に会してのパネル・ディスカッションが開かれました。

先セメスターに比べて時間的な余裕ができたこともあり、履修している授業以外の特別に開講される講義に出席することも多くなりました。大抵、木曜日の昼などには学生団体によって他校やその他の機関から招かれた研究者や専門家の講演会が開催されます。講演のトピックは、法律の問題はもちろん、社会、経済、政治など多岐にわたります。ロースクールで履修できる科目の数は限られていることもあり、授業以外で学術的な体験をできる貴重な機会なので、なるべく出席しようと思っています。また、ピザやサンドイッチなどの昼食が配布されることもあるのでお得です。


3.その他
勉強以外の時間や余暇にLLMの友人たちと過ごす時間が先セメスターにも増して多くなってきました。バンダービルトのLLMは比較的に小規模なので、同級生と仲良くなりやすい環境にあると思います。金曜の夜や週末は、友人たちと映画を観にいったり、ダウンタウンに行ったり、誰かの家に集まったりと、楽しい時間を過ごしています。多様な国籍、年齢、職業を背景に持った人々と知り合いになれて、とてもうれしく思います。残り少ない留学生活、一日一日を大事に過ごしたいと感じています。


共通テーマ:資格・学び

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