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受験体験記 Mayさん [受験体験記(2006年入学)]

1. プロフィール
• 在籍プログラム:LL.M.(2007年度)
• 留学形態:私費
• 出身業種・業務経験:弁護士(53期) 法律事務所3年半、商社法務部1年
• 海外経験: 2005年8月~2006年7月 アメリカ国内の他ロースクールにVisiting scholar(客員研究員)として在籍

2. バンダービルトを選択した理由
• 教授陣と学生との距離が近いこと
じっくりと自分の専門分野の勉強に取り組みたいと考えていた私には、LL.M.の学生の人数が少なく(10人/2005-2006年度)、Thesis作成にあたり指導教授からきめ細かなアドバイスが得られるという点が、とても魅力的でした。10月にキャンパスを訪問し、3人の教授とお会いし、20~30分ずつお話しをさせていただいたのですが、どの先生も丁寧かつ温かく対応してくださり、教授陣と学生との距離の近さを実感しました。
• アドミッションの対応
アメリカに住んだ経験のある方ならお分かりと思いますが、この国では、滞りなく事務手続が進むことが非常に稀です。そのため、質問すればすぐに的確な回答が返ってくるバンダービルトのアドミッションの対応には、とても驚きました。こちらに来てからも、様々な面でアドミッションの方々に助けてもらっており、本当に感謝しています。
• 恩師からのアドバイス
バンダービルトは、日本での知名度はまださほど高くありませんが、アメリカでは名の知れた学校です。当時在籍していたロースクールの教授陣や、アメリカ在住暦の長い弁護士の方々などから、バンダービルトの評判を聞いていましたので、その点も志望校決定の際に参考にしました。
• 充実したカリキュラム
ビジネス・ローに関する科目が豊富であり、ビジネススクールとの共催の授業やセミナーが数多く存在するという点や、デラウェア州最高裁の裁判官が受け持つセミナーがある点なども、私には魅力的でした。
• 配偶者がビジネススクールに在籍していたこと
私の場合、バンダービルトに興味を持った直接のきっかけは、夫が同校のビジネススクールに在籍中だったことにありました。よって当初は家庭の事情から同校への進学を考えていたわけですが、キャンパスを数度に渡り訪問し、教授陣やアドミッション、在校生、卒業生の方々にお会いして話を聞いたり、授業を見学したりするうちに、自分の留学先として理想的な環境が整っていることがわかり、最終的に進学を決めました。

3. 受験生にひとこと
• LL.M.を受験される方の多くは、複数の学校に合格し、そのなかでどの学校に行くか頭を悩ませることになると思います。そのとき多くの日本人が重視するのは、学校の知名度やランキングですが、本当に重要なのは、その学校に進学して、自分の留学の目的を十分に達成できるかという点です。これを見極めるためには、カリキュラムの内容や教授陣のチェックが必要なのはもちろんですが、これに加え、勉強に適する環境が整った学校かどうか(特にLL.M.に対するサポートがしっかりしているか)という点について、過去の進学者の話を聞くなどして、よく確かめる必要があります。前者については、専門分野により人それぞれと思いますのでコメントは差し控えますが、後者については、上記でも述べたとおり、バンダービルトは理想的な条件を備えた学校だと思います。
• バンダービルトへ進学を決めたことを当時在籍していたロースクールの教授に報告したとき、次のような言葉を頂きました。
「日本人は、東や西の有名校に行きたがる傾向が非常に強い。そして、NYとかBostonとかBay AreaとかLAとかで勉強して、アメリカのことを分かったような気分になって、日本に帰っていくんだ。でも、Southを見ずして、アメリカを理解することはできない。バンダービルトはwonderfulな学校だ。君はきっとそこで多くのことを学ぶだろう。君の選択は素晴らしいよ。」
私のバンダービルドでの留学生活は、まだ始まったばかりです。これからどのような10か月が待っているのか、とても楽しみです。
以上


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