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週替わり日記2008秋学期 その6 S.Tの場合 [週替わり日記(2008-2009)]

こんにちは。S.Tです。ナッシュビルも最近かなり冷え込むようになり、車のフロントガラスに霜が降りる日もあるようになりました。ロースクールは、噂に聞いていたとおり勉強が大変で、特に英語があまり得意でない私は予習に追われる日々を過ごしていましたが、最近、ようやく、友達の外食等に参加する余裕がでてきました(図書館に引きこもっているところ、誘ってくださる皆さんに感謝です。)。

1. 授業の様子
秋学期に私がとった授業は、以下のとおりです。


AM PM
Mon Contracts 予習
Tue Contracts 予習
Wed Contracts Torts
Thu 予習 Torts
Writing
Fri Torts Writing
Research
Sat Free 翌週の予習
Sun 翌週の予習 翌週の予習



Contracts、Legal Research & Writingは、Kさん、S.Yさん、D.Sさんの日記でも触れられているので、他の方がとっていないTorts(不法行為法)の授業について紹介しようと思います。Tortsの授業は、1L(一年生)向けの必修授業で大人数の授業ですが、完全に教授と学生または学生同士のディスカッションだけで進められていきます。教授からは予め、授業中PCで詳細なノートは取る必要がないから授業に積極的に参加するように言われ、各回ノートを取る学生が割り当てられており、彼/彼女のノートがウェブにアップされます。授業中の発言も採点対象なので、学生はかなり積極的に発言します。テキストの判例と練習問題が議論の中心ですが、早口の学生の言っていることはまだまだ私には聞き取れません。また、いくつかの判例や練習問題については、まず数分間、隣の学生とディスカッションをすることがあります。このディスカッションも採点対象に含まれていて(全体の15%)、Peer Reviewとしてたぶん学期末に教授にそれぞれ報告することになるものと思われます。私のパートナーは、明るくていい人なのですが、私の英語力不足のせいでディスカッションがそう長く続かない時もあり、そのたびに悩んでいましたが、同じ授業を取っている他のJDと話したところ、その人のパートナーはテキストを読んでこないことがあるため、ディスカッションをしていないこともあるそうで、JDでもそんなこともあるんだと思い少し安心しました。また、ディスカッションが長く続かないと、私のパートナーは後ろの席の友達も交えてディスカッションの続きをするのですが、JD3人を相手に私の入る余地はなかなか見つからずひたすら聞き入っていたところ、この前、こそっと私のパートナーにだけ意見を言ったら、「彼女がいいことを言っている」と言ってくれ、後ろの席の学生も含めたディスカッションの仲間に入れてもらえました。なお、ディスカッションは、授業内にとどまらず、Tortsの授業用のウェブサイト上でも展開され、それも採点対象になります。

また、私はTortsのみ中間テストがあったのですが、そのテストに備えて、LL.M.の学生(中国人3人、スウェーデン人1人と私)だけで勉強会をしました。毎回誰かがレクチャーし、その人を中心にディスカッションをするという形式だったのですが、他のLL.M.生の英語力の高さと授業の理解の深さには、本当に感心し、とても良い刺激になりました。この勉強会でも、私はあまりディスカッションに貢献できず、どちらかといえば分らないところ(勉強の仕方も含め)を教えてもらうばかりだったのですが、本当に良い友達に恵まれたと実感しました。

2. First Friends
Vanderbiltでは、大学が留学生に、アメリカ人の友達を紹介してくれる制度があります(First Friendsプログラム)。私のFirst Friendは、30代半ばくらいの女性で、この前は、一緒にIndian Festivalに行ってきました。このお祭りでは、American Indianが各部族の踊りを披露したり、民芸品などを売るお店がたくさん出店されます。Indianの衣装は非常にきらびやかで、部族ごとに特徴があり、その種類の多さに驚きました。また、独特の太鼓のリズムと歌声も心に響きました。お土産屋さんには、かつてキムタク主演の「ビューティフルライフ」で(古いドラマですみません。)日本でも一時有名になった「ドリームキャッチャー」がたくさん売られていました。帰る時に、First Friendに「このお祭りに来た人の中でアジア人はあなただけだったわね。」と言われ、地元のディープな一面を見られるのも、First Friendsプログラムの良さだなあと思いました。

3. Halloween Party
アメリカではHalloweenを盛大にお祝いすると聞いていたので、どんなことをするのだろうと思っていました。色々と忙しかったためロースクールが主催するパーティーに行くかどうか迷いつつ、Halloweenの数日前にコスチュームをレンタル又は購入するお店に行ったところ、非常に混んでいて熱気に包まれていました。その熱気に押され、コスチュームを購入してしまった時点で私のパーティー参加が決まりました。Halloween当日は、昼間はTortsの授業でバナナのかぶり物をかぶっている人が一人いるくらいで、特に変わった様子はなかったのですが、夜になると奇妙な格好をした人が外でかなりうろうろし始め、ダウンタウンに行くともはやそれが普通の光景となっていました。ロースクールのパーティーは、ダウンタウンのバーの2階を借り切り、ダンスパーティといういかにもアメリカ的なパーティーでした。日本では社会人になってしばらく経つとそういう機会はなくなってしまうので、存分に楽しんできました。一晩飲んで踊ったおかげでかなりリフレッシュされました。

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