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受験体験記 T.T.さん [受験体験記(2006年入学)]

1. プロフィール
• 在籍プログラム:LL.M.(2007年度)
• 留学形態: 公費+私費
• 勤務先:官庁
• 海外経験: なし(海外旅行の経験が多少ある程度)

2. 留学の動機
• 学生時代から国際的な分野の仕事に関心があり、そのために留学を通して高度な英語能力を習得したいと考えていたため。
• 実際の勤務経験を通じて、国際社会において日本が相応な役割を果たすためには、公務員一人一人にも高度な英語能力が求められていると感じたため。
• 米国留学を自己のキャリアステップの一環として位置づけていたため。

3. バンダービルトを選択した理由
• 卒業生の中に会社の先輩がおり、留学先の選定に当たって貴重なアドバイスを受けることができたほか、留学後の生活やロースクールでの授業の状況等について、具体的かつ有益な情報を聞くことができたため。
• アドミッションが大変親切であったほか、複数の日本人の卒業生から貴重なアドバイスを受けることができたため。(アドミッションの親切さについては、他の大学に比較して特筆すべきものであると思われる。)
• 生活環境(治安のよさ、物価の安さ等)に恵まれていると聞いたため。
• 学生に対する教授の指導が、熱心であるという評価を聞いたため。

4. 学習方法、エッセイ及び推薦状
• 特段、英語を学習するための予備校に通うといったことはせず、自学自習した。TOEFLの点数を上げることのみを目標として(法学部の出身者に課される英語の試験は、TOFFLのみであるため)、通勤の合間を縫ってリスニングの学習に励んだり、TOEFLの攻略本を読破したりしたほか、毎月欠かさずTOEFLを受験した。
• エッセイについては、ロースクールに留学した経験がある職場の先輩の指導を仰いだ。何度も推敲を重ねた結果、エッセイの作成に要した時間は、10日程度であった。自らの経験を踏まえると、エッセイを書き上げるに当たっては、ロースクール出身者に指導を仰ぐことが最も効果的であると思われる。(Legal Writingという、初学者にはなじみのない、ロースクール独特の手法でエッセイを作成することが要求されるため。)仕事の忙しさもあり、最終的な出願を終えたのは、3月初旬であった。
• 推薦状は、会社の上司、大学時代のゼミの教授2人の計3人に依頼した。

5. その他
• バンダービルト大学のLL.M.に出願するに当たって特に重要なことは、3通の推薦状が要求されること及びLegal Essay(自分で選択した何らかの法律的な論点に関する2~3枚程度の短い論文)の作成が必要となることであると思われる。推薦状については、推薦者(大学時代のゼミ教授等)に対して、できる限り早いタイミングで依頼することが重要であると思われる。(教授の中には、ごく限られた人数分の推薦状しか作成しない方がいるため。)また、Legal Essayについては、他の大学のLL.M.の出願に当たってはあまり要求されないものであると思われる。そのため、出願に当たって、少し要求水準が高いと思われるかもしれないが、逆にいえば、TOEFLの点数が多少低かったとしても、Legal Essayの内容がしっかりしていれば、合格可能であるということを意味していると考えられる。(実際に、バンダービルトのLL.M.の出願に当たって、TOEFLの最低基準点数は設定されていない。私の場合も、TOEFLの点数は、それほどよいものではなかった。)

6. 最後に・受験生にひとこと
• 志望校の選択及び留学先の最終的な選定に当たっては、実際にその大学で学んだ経験を有する卒業生あるいは在校生から話を聞くことが最も効果的であると思われます。バンダービルトに多少なりとも興味をお持ちの方は、積極的にバンダービルトの卒業生や在校生にコンタクトを取っていただければと思います。

以上


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