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週替わり日記2012秋学期 Aの場合 [週替わり日記(2012-2013)]

1.秋学期のスケジュール

AM

PM

Mon

Contracts

Corporations and Business Entities

予習

Tue

Contracts

Corporations and Business Entities

LL.M. English

Wed

Corporations and Business Entities

Introduction to Legal Research Writing and Analysis in U.S.

Thu

Introduction to Legal Research Writing and Analysis in U.S.

Life of the Law

LL.M. English

Fri

Introduction to Legal Research Writing and Analysis in U.S.

予習

Sat

余暇 or 予習

余暇 or 予習

Sun

余暇 or 予習

余暇 or 予習

その他 Corporate Governance and Control というショートコースを受講しました。


 科目選択の基準としては以下の順でしょうか。

 1学校の必修科目

 2NY Bar Examの受験資格を得るために必要な科目(必要な場合)

 3自分の興味、関心


 私の場合、Life of the LawIntroduction to Legal Research Writing and Analysis in U.S.が必修科目、Life of the Law Introduction to Legal Research Writing and Analysis in U.S. Contracts Corporations and Business EntitiesNY Bar Examの受験資格を得るために必要な科目です。

 いくつかある受験資格要件のうち、A minimum of 6 credits in other courses covering subjects tested on the NY bar exam (a principal focus of the course must include material contained in the Content Outline published by the Board of Law Examiners)については少なくとも日本人の場合Contracts Corporationsにする人が多いように思います。特にContractsは必修ではないもののLL.M.生の大半が履修しています。

 ※NY Bar Examの受験資格の詳細は必ずBoleHPでご確認ください。

 ※NY Bar Examの受験資格を得るためにはProfessional Responsibility 関連の科目も履修が必要ですがこちらは春学期に受講予定です。


 もともとLL.M.は1年しかない上にこのような履修科目の縛りがあるために自分の興味、関心でとれる科目は当初思っていたよりははるかに少なかったです。


2.秋学期に履修した科目の様子

(1)Life of the Law

 アメリカ法の基礎や歴史等について学習します。授業が始まる最初の一週間に集中して授業を行いその後は週に1回のペースで授業があります。


(2)Contracts

 VanderbiltではContractsLL.M.用のクラスが設定されています。その名の通り契約法について学びます。日本の民法はアメリカ法を取り入れている部分も多くありますが、Consideration等、大きく異なるところもあり、そういった違いに戸惑いながら学習しました。


(3)Corporations and Corporations and Business Entities

 代理から始まりLLPLLC、取締役の責任、株主の権利、MA、インサイダー取引など日本の会社法の授業ではあまり扱わなかった分野まで広く学習します。判例はContractsなどに比べても複雑で非常に苦戦しました。


(4)Introduction to Legal Research Writing and Analysis in U.S.

 課題が多かったという点で秋学期の中では最もきつく感じた科目です。一時期はほぼ毎週課題に追われたように思います。アメリカと日本のスタイルの違いにもとまどいましたがきつかった分、得られたものもあったように思います。


(5)Corporate Governance and Control

 デラウェア州の判事の方が来て自ら対応され、判決文を書かれた有名な判例について解説をされます。判事の方の話を聞ける貴重な機会であるとともに、Corporationsの授業で学習したことの整理という意味で非常に有意義なクラスでした。


(6)LL.M. English

 LL.M.向けの英語の授業です。少人数で周りはLL.M.の人だけなので非常に発言がしやすく、その意味で有意義なクラスだったと思います。


3.ナッシュビルの生活

 既に多くの方が書かれている通り、自然も多く、気候も日本に近く、治安もよく、また地元の方々も非常に親切で非常に生活しやすい環境です。

 日本食も日本よりは値段もかなり高いし品ぞろえも圧倒的に少ないですがそれでも必要最低限のものは手に入ります。

 日本でペーパードライバーだった私にとって車の運転は大きな懸念材料でした。運転が不慣れなことに加え、細かなルールや習慣の違いに戸惑うこと多かったですが、少しは慣れてきたように思います。

 全体としてナッシュビルでの生活は充実しておりナッシュビルに来て本当によかったと感じています。



共通テーマ:資格・学び

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