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週替わり日記2009秋学期 Sの場合 [週替わり日記(2009-2010)]

 初めまして。2010年度LL.M.のSです。ここのところナッシュビルはずっと寒く、今日は雪が降りました。地元の人にとってもこれほど寒さが続くのは珍しいとのこと。間もなく春学期が始まる時期ですが、私の秋学期の状況についてまとめてみました。

1. 秋学期のスケジュール
スケジュール(画像).JPG
 日本の大学の時のイメージがあったため、登録当初は少ないかな、という気もしたのですが、実際には予習復習に時間を取られるため、最初の学期としてはこの分量で適切だったと思います。

2. 授業の様子
(1) Constitutional Law II
 アメリカ憲法のうち個人の権利保障に関する部分です。2・3年生向けの授業で、J.Dの学生達は既に統治機構部分であるConstitutional Law Iを履修していて、講義はそれを前提に進められるので最初の方はついていくのが大変でした。
 憲法の全体像や米国の歴史について改めて勉強していくと、一つ一つの判例や憲法理論の背景にアメリカの文化・歴史や価値観の問題を見て取ることができ、興味深く講義を聞くことができました。

(2) International Trade and Human Rights
 WTOを中心とする国際貿易に関する諸論点についてLabor, Health, Human Traffickingといった観点から問題点を分析する講義です。
 20名程度の少人数の講義で、LL.M.の学生は私の他にもインド・韓国・中国の学生が受講しており、それぞれの国の観点からの意見を求められるため、発言する機会が最も多い授業でした。
 言いたいことがたくさんあるのに、なかなかうまくまとめられなかったり、或いはすぐに出てこなかったりしてもどかしい思いもしましたが、少人数ということもあって非常に発言しやすい雰囲気で積極的に議論に参加することができました。もともと関心のあった国際貿易の分野ですが、こちらの講義での議論の進め方や発言のタイミングなども学ぶことができたため、有意義だったと思います。
※ この他、Contracts, Legal Writing, LL.M. English, International Trade Lawについては既出のため省略しました。

3. その他
 当方は妻と1歳半の娘と共に渡米してきましたが、大学を通じて家族と共に現地の住民と交流を図る機会にも恵まれました。

(1) First Friend Program
 大学に申請して、現地の家族を紹介してもらう制度です。私達の場合は、同じくらいの子供のいる家族を希望したところ、私達と年齢も同じくらいの夫婦を紹介してもらいました。1ヶ月に1度程度、ハロウィーン、クリスマスなどの機会に一緒に食事や外出をしたり、現地での生活に関する情報を教えてもらったりしています。

(2) 日本語ボランティア
 たまたま校内の張り紙で見つけたもので、大学の日本語の講義を受講している学生のために日本語の話相手になるものです。ただ、私達の紹介してもらった学生は同じくたまたま張り紙を見ただけのJ.D.の学生で、その講義とは関係ありませんでした・・・。彼は日本への留学経験もあって、将来は日本語を使って仕事をしたいとのこと。お互いに英語と日本語を教えあっているので非常に会話もしやすく、J.D.の話も聞けるのでためになります。この冬はメンフィスにある彼の実家にも遊びに行ってきました。


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