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受験体験記 Hさん [受験体験記(2009年入学)]

1. 略歴
(1) 在籍プログラム:LL.M. (2010年度)
(2) 留学形態:社費留学
(3) 職務経験:法律事務所に3年半勤務
(4) 海外経験:特になし

2. 留学の動機
・ 英語で法律的な議論ができるようになりたかったから。
・ 金融取引法務について学びたかったから。

3. 受験対策
(1) TOEFL (iBT)
 一般的にロースクール入学に必要なTOEFLのスコアは100点とされているところが多いと思いますが、私は90点を超えてから100点まで到達するのに結構苦労しました。各セクションについてとった対策は以下の通りです。なお、出願の時期にはエッセイ等のドキュメンテーションに集中するためにも、早め(夏くらいまで)のスコア取得が望ましいと感じました。
(Reading)
 当初からそれなりに点数が取れたことと、その後も比較的安定して点数が取れていたことから、特にReading用の対策はしませんでした。
(Listening)
 TOEFL用の教材のListeningセクションをiPodに入れて聞いたり、Podcastを利用してアカデミックな英語を聞く練習をしたりしました。しかしスコアがあまり安定せず、精神的に負担となったセクションでもあります。
(Speaking)
 自力ではきついと思っていたので、事務所を通じて外国人講師のレッスンを受けていました。スピーキングセクションのコツのようなものを体得する手助けになりました。
(Writing)
 事務所に置いてあったライティング用の教材をいくつか使って練習問題を解いた程度です。

(2) Essay・推薦状
 エッセイは事務所での仕事内容に関連付けて入学動機を記載することを心がけました。自分でまずドラフトをした後、事務所の外国人弁護士にチェックしてもらいました。
 推薦状は、大学時代のゼミの教授と事務所の上司にお願いしました。

4. バンダービルト大学を選んだ理由
(1) 比較的小規模なLL.M.のサイズが自分の嗜好に合ったこと。
(2) 適度に都会で適度に田舎という環境が好ましかったこと。
(3) 生活費が他の大都市圏に比べて安いこと。
(4) アドミッションの方の対応が迅速かつ丁寧であったこと。

5. 終わりに
 仕事をしながらのTOEFLの勉強やアプリケーションの準備は大変で精神的にも疲れる作業だと思いますが、出願時期に慌てないためにもなるべく早め早めに動くことが大切だと感じました。また、ロースクール選びにおいては、ランキングに依拠することもひとつの手ですが、当ブログが提供しているようなより詳細な情報を得た上で自分に合ったロースクールを選択されると良いかと思います。


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