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受験体験記 I.A.さん [受験体験記(2008年入学)]

1.プロフィール
(1)在籍プログラム:LL.M.(2009年度)
(2)留学形態:奨学金留学
(3)出身業務・業務経験:職務経験なし
(4)海外経験:高校数年間、大学一年間のアメリカへの留学経験あり

2.留学の動機
(1)大学時代に短期留学していた際にアメリカのロースクールで学ぶことに興味を持ったため。
(2)アメリカの民事司法制度に興味があったため。
(3)アメリカのロースクールにはJ.D.、LL.M.に限らず多種多様なバックグラウンドを持った人々がいるので、そのような方々に接することで自らの見識を広めたかったため。

3.バンダービルトを選択した理由
(1)大学時代に短期留学していた際にお世話になったロースクールの先生が「アメリカで一番良いLL.M.プログラムだ」と言って勧めてくれたため。
(2)プログラムの規模が小さいので、LL.M.学生への気配りがとても行き届いているため。

4.TOEFL
 職務経験が全くない自分にとって、TOEFLは自己をアピールする数少ない手段の内の一つでした。なので、できる限り高得点を目指しました。ただし、iBTは未知の形態であったため、最初はどのような対策が有効なのかさえ定かではありませんでした。結局、まずは実際に試験を受けてみてから対策を考えることにして、ロースクール出願の前に3回ほど受ける計画を立てました。勉強方法については、とりあえず様々なiBTの参考書を乱読したり、オンラインに掲載されているアドバイスなどをみて試験の要点を見極めるようにしました。それぞれの参考書もホームページも必ずしも言っていることが同じではなく、異なった受験テクニックを披露している場合が多いので、それらの内から自分なりに納得がいくものを取り入れて勉強するようにしました。最終的には試験に慣れることが最も大事だと感じたので、問題を繰り返し解いた後に本番に臨みました。結果的には3回受けた中でも8月に受けた2回目の結果が最も良かったので、受験時のコンディション(自らのコンディションに限らず受験会場も)がスコアに影響するという可能性も否めないと思います。そのような点からみて、TOEFL受験は長期的な計画を立てて、ロースクール出願のスケジュールも考慮しつつ数回受けてみるのが良いのではないかなと思います。

5.エッセイ・推薦状
(1)エッセイ
エッセイの作成は、とりあえず自分でドラフトを何度も書いたり書き直しつつ、仕上がったものをアメリカ人などの英語がネイテイブレベルの知人に修正してもらいました。内容については、自分の学術的な興味に的を絞ってなるべく具体的にどのようなことをロースクールで学びたいかを述べました。
(2)推薦状
 推薦状は、短期留学の際にお世話になったロースクールの教授から1通、そして日本の大学のゼミの教授2人からそれぞれ1通いただきました。教授にはロースクール出願のかなり前から推薦状のお願いをして、了解をもらってからその後も何度か打ち合わせを行い、内容に関するこちらの希望を伝えつつ書いていただきました。

6.一言
 TOEFL受験やエッセイ、書類の準備などLL.M.出願には煩雑な手続きが必要ですが、計画的に行えば自分にとって最善の状態で出願を行うことができると思います。バンダービルト大学ロースクールのLL.M.は比較的小規模で、大学側からのサポートが大きいので非常に過ごしやすいと感じています。また、ナッシュビルの街も居住環境としては便利なので、是非お勧めしたいと思います。

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