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週替わり日記2008 その2 B.J.の場合 [週替わり日記(2007-2008)]

はじめまして。2008年LLMに在籍しますBJと申します。私もH.T.さんと同じくサマースクールから参加しています。本年度のLLMの状況は,H.T.さんがお書きになっているので,受講科目への感想等について少し触れたいと思います。

1. 受講科目と受講理由

H.T.さんと同じく契約法,会社法,会計入門,リーガルリサーチアンドライティングの4科目を受講。単位外ですが,別途LLM Englishを受講しています。受講理由は以下の通り。

・契約法は1年生JDの生活を垣間見たかったのと日本で言えば民法ですからすべての基本だと思ったこと。
・会社法はファイナンスの基本だと思ったこと。
・会計入門は英語力が劣っているので英語学習のため最適だと思ったこと。M&Aの受講要件にもなっています。
・リサーチアンドライティングは,必修で,ケース等の検索から,リーガルメモの作成までの基本を学びます。
・LLM Englishは任意の英語クラスです。最近は日本人2人,ドイツ人,ベルギー人各1人が参加しています。

2. 各科目の感想
・契約法は哲学的で,量も多く,時には時代が古くて格調高い英語のケースも紛れ込むので,相当消化不良を起こしています。RestatementやUCCの参照条文も多く,文字通り四苦八苦しています。周りのJD1年生も気合が入っているので,彼らにも決して楽ではないようです。
・会社法は,教授のお陰で内容も実務的で楽しみにしていますが,月~水の契約法と同じ日にあり,余り深く掘り下げられないまま授業に参加しているのは悔やまれます。
・会計入門は,ほとんど予習に時間が回せず,英語の授業だと割り切っています。
・リサーチアンドライティングですが,2単位科目なのに準備に相当時間がかかります。とはいえ,Researchは金融のフロントに居る限り必要がないので,Writingの授業だと割り切りました。成績を気にする同級生より負担は軽かったかもしれません。
・LLM Englishは英語が苦手だと思っている人のために学校が設定しています。参加も任意です。最近は参加者が4人でほぼ固定していて気が休まります。課題は生徒から要求でき,私はL-R音等,苦手な発音練習をしてもらいました。先週はスラングについてでした。

3. 今までを振り返って
・私の大学時代に比べると,ずっと実務を意識した講義が準備されていると思います。日本でも今では法科大学院が始まっていますが,米国のロースクールは実務者養成学校ですから,いたずらにアカデミックに走らず,バランスが取れたものとなっている気がします。
・勉強のスタイルもそれぞれで,私のように図書館にこもる人,授業だけ来る人もいますが,総じて留学生は長時間の勉強を強いられている気がします。私の場合,一科目2~5時間くらの予習が必要で,本当に気が滅入ることも多いです。
・とはいえ,余暇の過ごし方も重要です。秋学期開始後は,グレートスモーキーマウンテン国立公園への小旅行,同級生宅のホームパーティー,ナッシュビルシンフォニーのコンサート,NFL観戦と時間をやり繰りして楽しんでいます(コンサートが終わっても,NFLのゲームが終わっても,その後は図書館直行ですが。。。)。
・今週はサンクスギビンで1週間授業がありませんが,試験準備に勤しむ人,旅行やパーティーに勤しむ人もいて余暇の過ごし方も多種多彩です。これもいい経験だと思って私も週末2日間だけシカゴに旅行した後,2回ほどホームパーティーに参加して,1回はお好み焼きを披露してきました。期末試験が近づいてきて準備は大変ですが,留学生ならではの生活を楽しめています。


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